トイレのリフォーム トラブル事例①「節水便器の注意点」

トイレのリフォーム トラブル事例①「節水便器の注意点」

いつもお世話になります。

今回から不定期にて、実際におこりましたリフォームトラブル事例をお伝えして行きたいと思います。

トラブルと言いましても、弊社、お客様より裁判されてるわけではありません。(笑)

工事中や、引き渡し後に問題が発生し、あの時もっとこう出来てたら・・・、
お客様に、こう提案出来てたら・・・ など、
今後に生かせる事例を、ご紹介させて頂こうと思います。


第1回の題材は「節水便器の注意点」です。

あるお宅で、洋便器の交換をさせて頂きました。
トイレの内装も新しくさせて頂き、お客様には大変喜んで頂いていました。

ところが・・・
数日後、トイレが詰まったと連絡がありました。
すぐに対応し、もちろん新しい便器にも問題はありませんでした。
しかし数週間後、また詰まったと連絡がありました。
また、すぐに対応し、いろいろ調査してみました。
すると、既存の排水管に問題があることがわかりました。
排水管の勾配が取れていないんです。

排水の原理は、流しそうめんをイメージして下さい。
配管の中を、水と一緒に、汚物とペーパーが流れて行きます。
この時、配管の勾配(傾き)が取れていないと、流れず、徐々に詰ります。

しかし、お客様としては、「交換前は問題無かったのに、どういうわけだ!!(怒)」ってことになります。

ここで本題の「節水便器の注意点」と言う事になります。
結論から言いますと、メーカーの表にある様に、流す水の量が減った事が原因になります。
水量が変わった事で、流れる、流れないの現象が出てしまうのです。

対処法として、以下の①②が考えられます。

①外部の排水管をやり直す。
②便器水量設定を変更する。(ある程度水量を増やせます)


①は費用が発生してしまいますので、今回は②で対応いたしました。
その後、詰まったとの連絡はないので、大丈夫なのだと思います。

今後の対応方法
① 便器のみの交換は、既設配管勾配を確認する。
② 配管に問題がある場合、事前に対応策を説明する。
③ 説明、了承後、工事着工とする。


今後も、住宅やビル、店舗のリフォームが増えて来ます。
十分に注意し、施工させて頂きたいと思います。
ありがとうございました。

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