不凍バルブの漏水事故の事例(宇都宮市 2020.03)

不凍バルブの漏水事故の事例(宇都宮市 2020.03)

BOX内に水が溢れてます。
BOX内に水が溢れてます。

お世話になります。
今回は、不凍栓バルブが関係した漏水事故の事例になります。

「水道料金が跳ね上がった。漏水の可能性があるので見てもらいたい。」
この電話から、スタートいたしました。
後日、お伺いし、ヒアリングから始めます。
目視出来る場所で異変は無いかや、何か思い当たる事は無いかなどです。

今回は店舗でしたが、店長さんは何も思い当たらないとの事。
次に、店内の水廻りや外部を調査します。
外の散水栓で、少し水が出続けている所がありました。
すぐに閉めて止まりましたが、今回の主な原因ではありませんでした。

水道メーターのパイロットは、まだぐるぐる回り続けています。
土間下で漏れていたら大変だなぁと思いながら、系統別の外部給水バルブを点検していた時です。

ここで、見つけました。
バルブBOX内で、25Aの不凍バルブから勢いよく水がでていました。
その水はすべて土中にしみ込んでいた様です。
とりあえず、バルブを操作しようとすると、なんだかおかしいです。
開閉が中途半端。

これは不凍バルブなので、全開にしてみると、水道メーターも止まりました。
もちろん全閉でも止まります。原因はここで間違い無い様です。

早速、店長さんに報告すると・・・。
そういえば2か月くらい前に、厨房の蛇口を交換する時に、従業員が操作したとの事。

「お騒がせしてすみません」で終了となりました。

不凍バルブが中途半端に開いていると、水抜き穴から常時水が抜けてしまい、漏水と同じ状況になってしまいます。
不凍バルブの操作は、必ず全閉または全開で使用する様注意して下さい。
ありがとうございました。

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