修繕工事前のお願い(2019.02)

修繕工事前のお願い(2019.02)

今回は修理工事において、お客様に工事前のお願いを掲載させて頂きます。

それは

「設備器具にも電化製品の部分が多数あり、修繕作業の際中に故障する可能性があります。」

この事を事前に御承知頂きたいと言う事です。

先日、トイレ修理を依頼された時の事例になります。
10年以上前の建物で、排水つまりを解消するのに、便器とシャワー便座を外して作業を行いました。
ほどなくして、詰まりは解消し、器具を再設置しました。
試運転すると、流れは問題ありませんが、シャワー便座が作動致しません。
なぜか電源が入らなくなってしまいました。

結局その日は治らず、後日、メーカーに見てもらう事になりました。
結果的には基板の交換、そして衝撃的な報告書が・・・。

「コンセントを抜いた事で、基板が故障した事が原因と考えられます」
「シャワー便座のコンセントは抜かないで下さい。故障の原因となります」

との事でした。

「抜かないで下さい」って、そしたら作業も何も出来ませんよ!!
シャワー便座だって基盤が付いてる家電ですから、可能性の事を言っているとは思いますが・・・。

ちなみにメーカーはLIXIL(旧INAX)になります。
考えもしなかったメーカーによる追加有償工事で、作業は終了となりました。

今回の教訓。
稀ですが、どの様な製品にしても、作業中にちょうど寿命が来てしまうケースがあるという事例でした。
これは、コンセントにしても、ブレーカーにしても基板の付いている製品は全て同じと思います。

私自身も初めての事であり、そうそう起こるとは思いませんが、どうかこの事を御理解頂き、修理費用が、別途発生してしまう事を御了承願います。
宜しくお願い致します。

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