合併浄化槽の修繕工事(高根沢町 2023.05)
お世話になります。
今回は、ちょっと珍しい修繕工事をさせて頂きましたので、そのご報告となります。
合併浄化槽の水位が下がってしまったとのご相談を受け、現場を確認してみます。
こちらの浄化槽100人槽なので、槽の深さも4m近くありました。
目視では、底から1mくらいの側面が内側に盛り上がり、割れている様です。
経年劣化により、浄化槽本体が土圧に耐えられなくなったと思われます。
お施主様からは、何とか修理での対応はできませんかとの要望でした。
さすがにこの修繕は自社で対応出来ませんので、協力業者さんと相談し対応して頂きました。
その前に、亀裂の原因は劣化と土圧にあるので、修繕してもまた発生す可能性があります。
ですので、この作業には保証が付きませんし、一時しのぎという事の了承を得て、着工となりました。
槽内を洗浄し、下まで降りれるようにします。
酸欠にならない様に、送風機なども設置して作業開始となります。
FRPの亀裂部分をカットし、外側の土砂などを搬出、内側の表面を研磨します。
カットした部分で蓋をする様に戻してから、FRP塗装で仕上て行きます。
予定に無かった大きな割れが他にも2か所あり、より時間がかかってしまいました。
ですが、何とか作業完了です。
普段なかなか見る事が無い特殊作業で、私も勉強になりました
ありがとうございました。