工場の空調ドレン詰まり改修工事(宇都宮市清原工業団地 2016.08)

工場の空調ドレン詰まり改修工事(宇都宮市清原工業団地 2016.08)

御付き合いして10年以上になるお客様より、御依頼がありました。
工場の機械ドレン配管が、詰まって溢れるので見て欲しいとの事でした。

施工条件として、既存の配管図面が無い、排水の接続先が不明、土間埋設配管。
作業場所から屋外まで、東西に50m、南側へ30mの位置でした。
作業場所が、工場と工場のあいだで、壁の中、80cmしかありませんでした。
現地調査の結果、コンクリート土間に排水用の鉄管が埋設してあり、サビで閉塞していると思われました。

今回は、以下の3案を提案いたしました。
① 問題の系統単独で、排水ポンプと架空配管にて屋外へ排水する。
② 他の系統へ排水を接続する。
③ 埋設管の高圧洗浄を行う。

それぞれの、メリット・デメリットを説明させて頂きました。

通常、高圧洗浄は汚物の詰りや油カスの詰りなど、柔らかい物の時に採用します。
事例の様な、鉄管のサビ等には、堅いのと、配管を痛める事からおすすめしていませんでした。

お客様の要望もあり、今回はまず、③の高圧洗浄を試してみようという事になりました。

工事では、堅い異物を除去する、特殊な部品を用意し、狭い場所での作業となりました。
作業場所から、15m程度進んだ所に大きな詰りを感じ、慎重に機械を操作するとみるみる、溜まった水が引いて行きました。

その他の場所も出来る限り洗浄し、作業完了となりました。

工事では、事前に作業用の点検口設置など、御協力頂きました。

今回の作業は、一時的な対処になります。
サビによる詰りは、他の場所でも発生していると思われますので、根本的な解決策の提案も引き続きさせて頂く予定です。

ありがとうございました。

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