水没した機械室の復旧工事(小山市 2020.01)
お世話になります。
昨年の台風19号災害、まだまだ各所で復旧工事が続いております。
そんな中、新たな問題が発覚したのが、集合施設の機械室水没問題でした。
機械室には、給水ポンプや消火ポンプ、分電盤など、施設設備の心臓部分が集約されています。
こちらはメンテナンスの面から、地下であったり、1階部分にあるのが通常です。
もちろん排水設備も備わっています。
しかし、今回の災害では想定外の雨量となり、あちこちで機械室の機器が水没してしまいました。
その結果、水が出ない、電気がつかないなどライフラインに大きな影響が出てしまいました。
今回ご紹介の施設も、残念ながら被害にあわれてしまいました。
当時、機械室の給水ポンプが水没してしまい、断水となりました。
後日、なんとか応急復旧をこころみ、とりあえず仮設として運転する事は出来ました。
しかし、水没したモーターが焼け付く恐れがありますので、今回の交換工事に至りました。
工事の打合せ時には、少しでも災害に強くなる様、通常の横型据え置きから、縦型を提案させてもらいました。
これにより、水没する可能性が少しでも低くなると共に、メンテナンススペースの確保も出来ました。
工程としては、どうしても断水日がでてしまうのですが、すべて事前加工し、現地組み立てにする事によって、断水日数を、約半分にする事も出来ました。
事前の準備は大変でしたが、無事工事を完了する事が出来ました。
ありがとうございました。