漏水で水没した地下機械室の復旧工事(宇都宮市 2017.11)
今回は、地下受水槽+給水ポンプの水没事例を御紹介致します。
街中の4階建て雑居ビルで地下機械室が水没していました。
勿論、給水ポンプも動きませんから緊急の対応となりました。
写真では20cmくらいしか溜まっていませんが、こちらは排水した後の写真で、実際には2m近く水が溜まっている状態でした。
緊急事態なので、とりあえず給水の1次側と給水ポンプの2次側を接続し仮設で水道を使える様にしました。
これで、とりあえず各部屋で水が使える様になります。
その後、新しい給水ポンプを手配したり、原因の調査となりました。
すると・・・
① 受水槽への1次側給水管が漏水
② 受水槽の2次側給水管も漏水
③ 漏水対応用の、排水ポンプが停止
3つの問題があった事が判明しました。
①と②が同時に発生するのは、特に珍しい事例だと思いました。
結局、配管を新たにする事となり、おおがかりな工事となってしまいました。
③については、まれにあるケースです。
漏水対策がとられているのですが、年数が経過し、いざという時に動かない典型的な事例になります。
これを防ぐには、日常の点検しかありません。
週1回の目視点検や、月1回の動作点検などをお勧め致します。
全部の工事が完了し、オーナー様や、管理会社様に喜んでいただき、安心いたしました。
ありがとうございました。