天井の漏水修理工事(小山市 2019.10)
お世話になります。
「天井から水が落ちてくる」「調査してくれ」
今回は、そんな連絡から始まりました。
天井漏水って、設備屋さんが一番恐れるキーワードの一つなんです。
その現場が、過去に自社で施工した現場であれば、なおさらです。
何処の現場だ、原因は何か、被害はどのくらい、営業や生活に迷惑を掛けているかなど、いろんな事が、頭の中を巡ります。
結果的には、今回の現場は弊社施工の物件ではありませんでした。
どうやら、もともと入っている設備屋さんに連絡が付かないので、弊社にまわってきた様です。
少しほっとしながら、現場へと伺いました。
早速、お客様と一緒に調査してみますと・・・。
天井には水のシミが出ていて、天井内の配管保温には、かなり水滴が浮いていました。
当日は外気温も高く、天井内の湿度もありました。その中で、冷温水機の冷房運転をしている状況です。
各所を調査していましたが、水がどんどん垂れてくる様子はありません。
どうやら、結露の可能性が高いと思われます。
しかし、保温がしてあるのに結露してしまうのか?という疑問は残ってしまいます。
結露しているのが配管の一部の箇所である事から、最初の保温施工に隙間があり、そこが結露。
結露が保温材に吸収されたり乾燥を繰り返し、だんだん保温材の劣化が進む。
ついに吸収しきれなくなり、天井裏へ垂れてシミが出てきた。
これが、長い時間をかけて起きていたのではないかと思われます。
今回、調査をしたのは夏場でしたが、修繕作業をしたのは秋で空調を使用していませんでした。
なので、修繕工事が成功したかどうかは、冷房を運転する来シーズンまでわかりません。
とりあえず、配管の漏水ではなったので良かったです。
また、追加の報告をさせて頂きたいと思います。
ありがとうございました。